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歯周病って本当に怖い |
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歯周病は、歯の周りの組織が溶けてなくなる病気です。
こんな症状はないですか?
歯の周りの組織が炎症をおこし、歯ぐきが腫れたり、骨が溶けたり、ひどくなると健康な歯が抜けてしまう病気で、 |
歯周病の中期
骨は初期に比べるとかなり溶けてきて、歯の根の半分程溶けたり、
歯肉が赤く腫れあがったり、口臭もします。
強く噛むと痛みが出たりします。
まずは歯ブラシと定期健診を。
歯石も歯の根の深いところまで付いていますので、
麻酔をかけてしっかり取っていく必要があります。
状態の悪いかたは、歯ぐきの簡単な手術も必要になってきます。
重度の歯周病
歯ぐきは赤くブヨブヨとしていて簡単に出血します。強い口臭もします。
骨が歯の根の先端まで溶けて無くなり、
骨から浮いてしまっていますから、歯はグラグラ動き、
まともに噛んで食事をとることができません。
このような症状になると、もう歯を抜くしかありません。
入れ歯、インプラントをすればいいとお考えの方もおられますが、
骨が無くなるとぴったりした入れ歯は作りにくく、
インプラントは骨のなかに人工歯根を埋め込んで歯を作る物ですから
、肝心の骨がなければできないのです。
歯周病の原因と影響
歯周病の原因：歯垢，歯石（歯周病菌のかたまり）
歯周病を悪化させる要因（リスクファクター）
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♣喫煙 ♣遺伝的要因 ♣糖尿病など内科的疾患 ♣薬剤の副作用 ♣ストレス ♣女性ホルモン |
♣歯ぎしり ♣くいしばり ♣金歯が合ってない ♣歯並びが悪い ♣家族間の感染
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歯周病のばい菌は全身にもさまざまな悪さをします。
・ 歯周病のひどい人は、健康な歯肉の人に比べて
致死的な心臓病を引き起こす確率が約３倍も高くなります。
・ 歯周病のばい菌は、血管を詰まらせ、心筋梗塞などを引き起こすことがあります。
・ 歯周病の妊婦さんでは、早産や低体重児出産になる確率は7.5倍になります。
・ 糖尿病の方は歯周病が悪化しますが、歯周病の治療をすると糖尿病もよくなることが
知られています。
・ 食道ガンの患者さんの細胞のなかには、歯周病細菌が２倍も多く発見されました。
歯があれば、歯周病はどなたにもあると言っていい程で、日本の成人の８割以上が歯周病だと
言われています。
歯周病は予防できる病気ですし、他の病気の予防にもつながります。
予防のために家庭で心がけることは？
規則正しい生活習慣と歯ブラシの励行（特に毎食後と寝る前）
そして歯医者さんで必ず定期健診を受けましょう
歯周病って、どのように進行するの？ 治療法は？
歯肉炎（歯周病予備軍）
歯ぐきに歯垢がたまってきて歯肉が腫れてきます。
歯ブラシをすると、出血したりします。
まず、歯ブラシを丁寧にしてみましょう。
歯医者さんで歯ぐきの掃除はもちろんのこと、
歯ブラシの仕方のチェックをしてもらうと良いでしょう。
歯周病の初期
歯石もたまってきます。歯ぐきからの出血はもちろんのこと、
いろいろな症状がでてきます。
歯周病になると歯の周りの骨が溶けていきます。
この骨は基本的には元にはもどりません。
(特殊な薬である程度もどすことはできますが、高価です）
この時期であれば、ちゃんと治療をしておけば日常の生活には
なんら支障はありません。
しっかり歯ブラシすることはもちろんのこと、
歯医者さんで繰り返し歯石を取ってもらいましょう。
そして再発する可能性がありますから必ず定期健診を受けてください。